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シャロンちゃんはパピヨンの女の子です。6月に15歳の誕生日を迎えていました。




前回の診察の時があまりにも時間がなかったので昨日写真を撮らせていただきました。おめでとうございます!



シャロンちゃんは、血液中のタンパク質が腸の中に漏れ出てしまう病気を抱えています。


食事を決まったものにしてもらったり、お薬を飲んでもらうことで病気をコントロールします。


シャロンちゃんは病気がわかってから1年くらい経ちますが、治療反応もよく、元気に過ごしてくれています。


毎日お薬飲んで大変だと思いますが、このまま頑張っていただきたい、そう思っております。




その一方で、実は、シャロンちゃんとおんなじ病気を抱えていた子がつい先日亡くなってしまいました。



おんなじパピヨンの子で、今年の10月で15歳の誕生日を迎える子でした。以前ブログに載せさせてもらっためいちゃんという子です。


ここ最近はタンパク質が腸の中に漏れ出てしまう病気の他に、腎臓病もわかり、1週間に1回通院してもらっていました。


調子がよかったのですが、急に吐き戻してしまい、それからぐったりしているということで、先日来院し、急性膵炎を起こしていることがわかりました。


来院し最初のうちは膵臓の腫れがそこまで目立たなかったのですが、入院して経過を診ていくうちに、膵臓の腫れがどんどん出てきてしまい、めいちゃんの状態もみるみる悪くなっていってしまいました。


炎症を抑えるためのお薬を使ったのですが、病気の進行を抑えられず、、、。


めいちゃんは入院治療していました。夜の間にも容態がみるみる悪くなっていったため、朝早くに飼い主さんに電話し面会に来てもらうようにお願いしました。が、待っている間に呼吸が止まってしまい、飼い主さんが病院に到着する前に天国に旅立っていってしまいました。


めいちゃん、お家に帰してあげられなくて本当にごめんね。そして飼い主様にも申し訳ないのと、急な出来事で心の整理もつかないと思います。



めいちゃんが亡くなってからしばらくも経たないうちにシャロンちゃんが再診に来てくれたもので、昨日はシャロンちゃんは15歳を迎えたられて嬉しい反面、切ない思いもありました。





15歳はご高齢ですし、長く生きられることはめでたいことです。が、長く生きられることが当たり前ではないんだなぁとも感じる日々です。


シャロンちゃん、本当におめでとうございます!これも飼い主様の努力があってこそです。1日でも1年でも長く頑張ろうね。

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