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ジャックちゃんは17歳の猫です。今年の4月に誕生日を迎えました。




ご家族様に急用があったため、3日ほど預かっておりました。外の景色をみるのが好きなようで、景色をみてもらっている最中に必要な注射をうっていました。



3日間ずっと天気がよくてよかったね。



さて、ジャックちゃんですが、今年の1月に食べなくて元気がないということで来院しました。血液検査を行ったところ、糖尿病であることがわかりました。


糖尿病は一般的には「たくさん食べるけど痩せてしまう」病気です。しかし、糖尿病が進行したり、うまく病気が管理できていないと糖尿病性ケトアシドーシスなどの合併症が起き、食べなくなってしまうこともあります。(※詳しい病態に関しては調べていただければそちらの方がわかりやすいです。)


残念ながら、ジャックちゃんは糖尿病性ケトアシドーシスの状態になっていました。ケトアシドーシスになるとけっこう大変です。食欲が出てくるまで血糖値を低く安定した数値にできるように点滴とか注射を微調整していきます。その間に、腎臓の機能がストップしてしまったりして亡くなってしまう子もいます。


ジャックちゃんは3-4日で徐々に回復して、1週間ほどで退院しました。そして、4ヶ月経つ今も自宅で過ごしてもらい、17歳の誕生日も無事迎えてくれたのであります。



よかったですね、ジャックちゃん!


去年の12月から今年の1月にかけて糖尿病性ケトアシドーシスできた症例は4例いました。4例ともなんとか助かってくれて、今はご自宅で毎日インスリンの注射をしながら過ごしてもらっています。当院で、尽力したものの、助からなかった子も見てきただけ、4例とも自宅で元気に過ごせる様になってほっとしております。



少し余談をします。聞いてください。


ジャックちゃん家のお父さんは、私が小学生の時に所属していた野球チームの監督でした。監督に野球を教えてもらって、野球を好きにしてもらってとても感謝しております。小学校で野球を始めて、大学まで部活に入って野球を続けられました。(高校では野球やっていたら絶対勉強しないと思ったので、野球部のない高校に行きましたが。)


運動はあまり得意ではなく、鈍足弱肩の私でしたが、小学校6年のときにはチームの中心的なポジションでいつも試合に出してもらいました。チームとしてなかなか勝てなくて、「自分がもっと活躍していれば。。。」と今の今でも心残りがあります。


監督の奥さんも診察に来てくれます。「挨拶はしっかりしろ」とか、試合に負けると「お前ら負けて悔しくないのか」とか、よく言われました。でも、練習に一生懸命であったり、真面目に取り組んでいる子にはたくさん応援してくれました。優しかったです。


私が6年生のときに本当に勝てなかったのですが、6年生最後の大会でトーナメント戦の1回戦で負けたチームでの敗者戦のトーナメントがありました。敗者戦のトーナメントは奇跡的に勝ち進んでいき、決勝まで来ました。残念ながら、決勝では自分は1安打も打てず、最後の打席では三振して、投げては7点取られて、、、と20年の時を経ても覚えているくらいの敗戦を喫しました。

ですが、最後の表彰で、私と同級生の副主将の子が打率でトロフィーもらって、主将の子がホームランで表彰してもらって、3人で表彰式に出れました。今でもいい思い出として覚えています。



余談の方が長くなってしまいましたね。


監督になかなか勝利をプレゼントできなくて悔しい思いをしていましたが、20年経って野球ではないのですが、私の仕事で監督の役に立てていればこれ以上の幸せはございません。


ジャックちゃんには、長生きして、もう少し監督のそばにいてもらいたいと思っています。





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