本日診察に来られたトビちゃん、今月の12日に15歳の誕生日になりましたので写真を撮らせていただきました!おめでとうございます!
なかなかカメラの方に顔を向けてくれませんでした。。。
トビちゃんは今現在、甲状腺機能亢進症のお薬を飲んでもらっています。
カルテを見返してみたら、最初に診断したのが2年ほど前でした。最初来てもらったときは、背中の毛の脱毛できていましたね、そこで血液検査させていただいて甲状腺機能亢進症と診断が出て治療開始しています。
甲状腺機能亢進症、、、、、、病気の説明はたぶんほかの動物病院さんのHPを見ていただいた方が、きれいな説明をしてあると思うのであまり書きませんが、
多分甲状腺機能亢進症があってすごい気が立ってイライラして毛をむしってしまったのではないかということと、
あとは、体が痩せ気味だよ、聴診すると心臓がバクバクということ、
血液検査で肝臓の数値が上がっていたということもあって検査をすすめたらトビちゃんは甲状腺機能亢進症でした。
今は最初診断したときよりも体重は増えてくれています。甲状腺機能亢進症があると血圧が上がってしまうので、心臓とか腎臓にも負担があり合併症が増えてしまうのでできるだけ治療した方がいいと言われています。
私が言うのもあれなのですが、周りの病院さんで甲状腺機能亢進症が見逃されているケースがたまに見られます。高齢のねこちゃんで最近痩せてきているけど、血液検査とかして腎臓とか悪くなってないし血糖値も高くないし、、、となった場合は甲状腺ホルモンを測ってもらうといいのではないかと思います。
ちなみに、これはねこちゃんに限ったことで、わんちゃんの場合だと、甲状腺機能亢進症はまれで、甲状腺機能低下症の方が多いと言われています。
甲状腺機能低下症、、、私自身診断するのあまり得意ではないのと、診断が難しいと言われています。単純に甲状腺ホルモン測って低いだけでは「本当に甲状腺機能低下症なの?」となるケースがあるので、診断を気を付けなければならないといことが多々あります。
甲状腺ホルモンの数値が簡単に測れていしまう分、甲状腺の病気は奥深いので検査結果を気を付けながら見ていかないといけないです。。。
宣伝じみた記事になってしまいましたが、トビちゃんは12歳のときに病気を診断し、今15歳になってくれています。お薬のおおきな副作用もなく、元気に過ごしてくれていただいて何よりです。
また、お薬がなくなったくらいで再診にきてください。
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