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小春ちゃんは14歳の女の子のトイプードルです。


小春ちゃん家は他にも3頭わんちゃんがいて、小春ちゃんが最年長のお姉ちゃんです。いつも落ち着いた様子で病院にきてくれています。


小春ちゃんは重たい病気を抱えています。去年の秋頃に、下痢が続いているということで来院され、血液検査を行ったところ、血液中のタンパク質が腸の中に漏れ出てしまう「タンパク漏出性腸症」があることがわかりました。


最初のうちは、飲み薬に反応があったのですが、次第に反応が悪くなってきてしまいました。再度検査したところ、腸の一部分が異常に腫れている部分があり、そこのところを細い針を刺して細胞を採取してきたところ、リンパ腫という悪性腫瘍になっていたことがわかりました。


腸管のリンパ腫は、他のリンパ腫と比べてもあまりいいものではありません。リンパ腫の治療は抗がん剤です。小春ちゃんは一度抗がん剤を使用し、だいぶ体調がよくなったのですが、ここ1週間で体調を崩してしまいました。腫瘍が原因になってなのか、どこかしらが細菌感染を起こして、熱が上がってしまっております。





小春ちゃん、がんばってくれています。今日も注射にきてもらいました。小春ちゃんはいい子で、今まで検査などでたくさん針を刺してきましたが、一度も怒ったことはありません。しかし、病院はあまり好きじゃないようで、診察台の上に乗ったら「小春は元気なので、お家に帰ります!」とアピールしてきました。


昨日の夜は大好きなリンゴを食べてくれたみたいです。今日も食べれるといいですね。


明日もまた、注射にきてください。できる限り手を尽くさせていただきます。




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