ブン太ちゃんは、15歳のチワワです。先日、診察に来てもらったので写真を撮りました。

さて、ブン太ちゃんですが、1か月ほど前、生死を彷徨いました。
先月に下痢と食欲不振で診察に来られました。
整腸剤を出して様子を見てもらうことになったのですが、食欲が改善しませんでした。以前から心臓に雑音があるのと腎臓の数値も基準値から外れていましたので、検査を行いました。
心拡大はすすんでおらず、血液検査も特別大きく悪くなっているところはなかったのです。
検査した日とその次の日も食欲が改善がなく、注射に来られて、食事を少し摂るようになったのと、下痢も改善されてとのことでした。
しかし、下痢がよくなった日に呼吸が荒くなったということで、夜中の時間外に診察に来ることになりました。
結果としては心臓が急激に悪くなっての肺水腫でした。
病院についたら、チェーンストークス呼吸と言って、、、もう呼吸止まりますよという状態でした。
飼い主さんにあまり詳しくお話ししてる時間もないので、預かってすぐに挿管を行い、呼吸を人口的に管理することになりました。
挿管して心電図をつけしばらくしたところで、心臓も動きを止めてしまいました。
ブン太ちゃんのケースは心肺停止の状況と若干異なりますが、心臓の機能も呼吸の状態もどっちも止まってしまうと、そこから回復する可能性はかなり難しくなってきます。
私の知っている限りでは心肺停止から心肺蘇生をして、回復して、退院できる確率は4%です。他に調べてみるともう少し確率が高いものでも7%とかです。
獣医師としてこのデータを知ってしまっている限り、半ば「難しいだろう」と思いながら心肺蘇生するのです。
しかし、ブン太ちゃんは心臓マッサージをして、教科書通りの投薬をしていったら心拍が回復してくれたのです。
そこから、4時間挿管をしながら肺水腫の治療をしていったところ、自力で呼吸をできる状態まで回復してくれました。
肺水腫の治療で腎臓に負担をかけてしまったため、数日入院して点滴を流しましたが、
今は、お家でおくすりを飲みながら生活できるように戻ってくれました。

心肺蘇生して回復してくれた子は自分の中では10数年やってこれで2頭目です。奇跡を見させてもらいました。
埼玉に住むブン太ちゃんのお姉さんにはとてもご心配おかけしました。
これからも頑張ってくれるよね。



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