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  • 執筆者の写真: haraherimasita8484
    haraherimasita8484
  • 8月21日
  • 読了時間: 2分

一昨日ですが、釣り針を飲み込んでしまったというワンちゃんが来院しました。


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針は胃までいかず、胃に入る手前の食道でとどまっていました。


来院時胃の中に食べたものが入っていたため、昨日内視鏡をつかってとりました。


飼い主様の許可を得ていないので、写真は針だけです。


食道内にある異物、けっこう大変です。というのも、食道は胸の肋骨に囲まれた位置にあるので、「手術で異物を取りましょう」となっても簡単にアプローチがいかない部分です。


加えて、今回飲み込んだものが針なので、下手こいて食道に孔が開いてしまうと、胸の中に空気が溜まってしまう気胸という状態になるかもしれない。ということを想定して今回内視鏡に臨みました。


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最初に内視鏡で針を確認したときは、針の元の部分が見えました。写真で矢印を指している部分ですね。


針の元の部分しか見えないのでそこの部分をつまんで引っ張るしかないのですが、針には返しがあり、引っ張っても抜けることはありませんでした。。。そりゃそうですよね。簡単に抜けたらお魚さんも釣れないわけです。


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ただ引っ張ったおかげで、食道の粘膜から、針先が見えてくれるようになりました。針のカーブしているところ(上の写真の矢印を指したところ)をつまんで引っ張ったら多少抵抗はありましたが、なんとか抜けてくれました。



気胸起こらず処置が終わってよかったです。ただし、食道が針が刺さっていた影響で炎症を起こして狭窄を起こすといやだなぁと思い、粘膜を保護するお薬を出して様子をみてもらうことになりました。


皆さま針には気をつけていただければと思います。


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先日ですが、ぴーちゃんがいたずらしていました。


当院の入院ケージは3段になっていて、普段ぴーちゃんは1段目か2段目にいるのですが、3段目の新聞紙を保管しているところの扉が開いており、そこに入り込んでいました。


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降りれなくなり困っているのかと思いきやけっこうなどや顔をきめてきました。

 
 
 

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