リクちゃんは15歳と半年の男の子です。カメラ目線もばっちりです。
去年の12月に予防で来てもらったついでに「おしりにできものがある」というお話もありました。
見てみるとおしりの肛門腺という分泌物を出すところがあるのですが、その肛門腺が硬いしこりのようになっていました。
針を刺してみたところ、悪性腫瘍、とくに肛門嚢のアポクリン腺癌が疑われました。
(写真がぼやけてしまったのですが、その時の顕微鏡の写真です。)
肛門嚢のアポクリン腺癌は、悪性ですし、治療の第1選択は外科治療です。手術で腫瘍を取ることなのです。
しかし、病気がわかったところでリクちゃんの年齢は15歳です。血液検査で腎臓も傷んできていることもわかっています。
ただ腫瘍が大きくなっても、ウンチが出なくなってしまうこともあるので、去年の年末に麻酔に気を付けながら手術をさせていただきました。
麻酔覚醒もなんとかなり、手術後の再発はなさそうです。
今後、定期的に腎臓の状態をかくにんしつつ、腫瘍の再発・転移がないか確認していきます。
リクちゃん、もうちょっと頑張りましょう。
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