予防シーズンもあり、なんやかんやでブログ更新をさぼっておりました。すみません。

先日お昼の時間に手術が終わったあと、診察室でぴーちゃんがゴロゴロしていました。

いい気分だったらしいです。手を出したら怒られました。

さてさて、今月に入ってですが、いろんな症状を抱えた子が来院してきました。

心なしか誤食が多いような気がします。今日もマットの端？を食べてしまい腸を切開する手術を行いました。

先日もゴム状のヒモを飲み込んでしまい、腸を数か所切る手術を行いました。ヒモ状の異物を食べて腸閉塞を起こしてしまうと、複数箇所腸を切開しないといけないので結構大変です。

先日ヒモを飲み込んでしまった子は、誤食をしてから連れてきてもらうのが速かったため大丈夫だったのですが、発見が遅くなると腸が壊死してしまい、最悪の場合手術をしても助からないケースもあるようです。

誤食して手術するケースもあるのですが、

今月はユリの花を食べてしまったねこちゃんが来ました。

ユリは食べても手術にはならないのですが、食べると猛毒です。腎臓に対して毒性が生じます。

腎臓の中の尿細管というところに障害が出てしまい、おしっこがうまく作れなくなってしまいます。

今回ユリを誤食してしまった子は、入院して治療を行ったのですが、入院初日におしっこがあまり作れない状態になってしまいました。おしっこがあまりつくれないと芳しくないです。

が、なんとか治療をしていくうちにおしっこが作れるようになって、退院していきました。

誤食も色々です。これからお仏壇にお花を飾る機会が出てくるかもしれませんが、くれぐれもユリには気を付けていただければと思います。

ついでももう1点書かせてください。

今月は誤食のほか、交通事故で来られた子が2件ありました。

1頭は高齢のネコちゃんで、来院したときにはすでに息を引きとっていました。助けられなかったです。

もう1頭(1頭？)は車にひかれてしまったカメが来ました。

甲羅にヒビが入ってしまっていました。

私自身、あまりカメに詳しいわけではないので、学術的なことは書けないのですが、

甲羅にヒビが入っている部分をエポキシパテという工具のようなものを使ってつなぎ止めました。

エポキシパテこれを使いました。あまりきれいにパテを付けることができず、写真を載せるのも恥ずかしいので載せませんが、甲羅が割れている部分をなんとかつなぎ止めることができました。

なんとか元気になってくれればと思います。